乾燥肌を引き起こす一番の原因は、肌の角質層にあるセラミドが不足してしまうこと。肌がうるおいを保つしくみ、肌にうるおいを保つために必要なセラミドの重要性とは?効果的に摂取するにはどうしたらいいでしょう。
乾燥肌の悩みって比較的ポピュラーな肌トラブルやけど、そもそも乾燥肌の根本原因がセラミド不足によって引き起こされることを知らない人も意外と多いみたい。乾燥肌を悩みに持つうるおい侍が、この辺について調べたのでお伝えします。
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乾燥肌ってよく聞きますが、そもそも乾燥肌ってどういう状態なんでしょう。冬の時期とか空気の乾燥する時期を原因として起きる肌トラブルと思ってる人が多いと思うねんけど、実はこれは間違いです。乾燥肌は角質層の水分が少なることですが、数値的なとらえ方をすると、約20%の水分を含むのが健康な肌の基準で、肌の水分率がこれより少ない状態が乾燥肌ということになります。
空気が乾燥すると肌が乾燥すると捉えられがちですが、肌は自ら水分を守るしくみを持ってるねん。実は、空気の乾燥が原因で肌が乾燥するんじゃなくて、肌のうるおいを保つための成分が不足してしまって、冬場とかエアコンの冷房が効いた部屋など、乾燥した環境で水分が逃げていきやすい状態になっているっていうのが原因やねんて。
うるおいを保つための成分セラミドとは、肌のうるおいに欠かせない成分です。細胞間脂質と呼ばれるセラミドは、角質細胞どうしをつなぎとめて水分を抱え込む働きを持っています。肌のうるおいを保つ主役となるセラミドは、人体の実に80%もの水分を維持しているといわれてます。セラミドがいかに効果的な保水力を持っているかがわかりますね。
以前までは、肌の水分は皮脂などの脂がフタをすることで保水していると思われていましたが、肌の角質層のしくみ解明が進んで、乾燥を防いでいるのは皮脂ではないことが分かってきたそうです。肌の水分保持に対する貢献度で見ると、セラミドが80%、天然保湿因子(NMF)が17~18%、皮脂が2~3%と、皮脂の保湿に対する役割は効果的ではないんです。
セラミドが身体全体の実に80%もの水分を効果的に保持できるのは、セラミドがラメラ構造といわれるミリフィーユのような層構造によって水分をサンドイッチ状に挟み込むからなんやって。この層はだいたい8層で構成されてて、角質細胞と角質細胞の間に存在し角質層をびっしり埋め尽くしてたっぷりと保水します。しかもセラミドに挟み込まれた水分は、たとえ湿度が0%になっても蒸発することもなければ、気温マイナス20度でも凍らないっていうくらいやから、セラミドの保水力のすごさと、うるおいに欠かせない成分ってことがわかります。セラミドを摂取することで乾燥肌を改善できるわけですから、セラミドを摂取しない手はないです。
乾燥肌にならないためにセラミドを効果的に摂取する方法はいくつかあります。1つが体内から摂取する方法です。セラミドを含む食品やサプリメントを摂るという方法です。しかし、口から体内に取り込まれたセラミドは、そのまま肌のセラミドになるわけではなく体内でほとんどが分解されてしまって、あまり効果的ではないので、セラミドの生成を助けるような栄養素を含む食べ物などを摂る方がいいかもしれません。
もう1つが、身体の外からセラミドを摂取する方法です。これはセラミド配合の化粧水、乳液、クリームなどを使うことで角質層に効果的にセラミドを届けます。購入する化粧品の値段によっては、配合量の多い少ないもあるから、身体の外から効果的にセラミドを取り入れるためには、配合されるセラミドの種類や配合量はちゃんとチェックしましょう。
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