同じ年齢なのに肌にツヤがあって、若く見える人と老けて見える人っていますよね。そのカギを握るのが皮丘(ひきゅう)です。この記事では、なぜ皮丘がツヤ肌に必須となるのか、そのメカニズムと皮丘作りに何をしないといけないのかをお伝えします。
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ツヤ肌のカギとなるのが、皮丘(ひきゅう)の存在です。皮膚の表面にある丘のことなんですが、なんのこっちゃわかりませんよね。でも、キメが整った肌といえばピンとくるやろか。皮丘とキメが整う状態とは密接に関係があります。
肉眼で確認しやすい部分として手の甲をよく見てみてください。すると、細かい無数の溝があるのが分かると思います。この溝のことを、皮の溝と書いて皮溝(ひこう)と呼びます。そして、その皮溝に区切られるようにして三角形や四角形の区画があるんですが、これが皮丘(ひきゅう)です。キメが整った肌の状態とは、この三角形の皮丘がキレイに整った状態っちゅうことです。
肌ツヤのいい人ってキメが整っているといわれます。つまり、ぷっくりと盛り上がった皮丘が規則的に並ぶことで、肌ツヤが良くなるということ。これは、皮丘が光をしっかり反射することによって、肌に光沢と透明感が生まれるからやねん。
ツヤ肌の大敵となるのが肌の乾燥。皮丘が水分をしっかり保持していれば、ハリとツヤを維持できるんですが、水分を失った皮丘は、しぼんでツヤもハリも失うことになります。これは、新鮮な野菜やフルーツにツヤや透明感があるのに対して、時間がたってシワシワになった状態では、ツヤも透明感もないのを思い浮かべればわかるんとちゃうやろか。
ちゅうわけで、ツヤ肌に必須となる皮丘を作るためには、次の3つが重要なポイントになります。
1つ目のポイント、『皮丘にしっかり水分を与える』とは、しっかり肌を保湿をするということです。
2つ目のポイント、『与えた水分を皮丘から逃さない』とは、せっかく補給した水分の蒸散を防いで、皮丘に水分を閉じ込めるということ。
そして、3つ目のポイント、『皮丘が継続的に水分保持できる肌力を取り戻す』とは、皮丘が水分を保持できるよう肌本来の丈夫で健康的な肌を取り戻すことです。
さっきあげた、3つのポイントを満たして、ツヤ肌を手に入れるための具体的な対策について説明していきます。
最近では、紫外線が肌の老化や乾燥の大敵であることは知られるようになってきていますが、まだまだそこまで気をつかっていないという人も多いんとちゃうやろか。紫外線を浴びることで発生する活性酸素が、肌細胞にダメージを与えるためツヤ肌に必要な皮丘の形成を妨げるリスクを高めます。
せやから日常生活では、日焼け止めを兼ねる化粧下地の使用はもちろん、お出かけ前のUVクリーム、また最近では、飲むだけで全身の日焼け止めができる飲む日焼け止めも人気。塗りムラや塗り直しが不要なので便利です。
このような、さまざまな紫外線対策を取り入れることが、ツヤ肌を手に入れるための第一歩やで。
肌は最大の臓器ともいわれるくらい、身体の健康状態を反映します。睡眠不足や偏った食事などが続いていると、しっかりスキンケアをしてるのに肌が荒れるといった経験も多いんとちゃうやろか。
ツヤ肌のためには適度な運動や睡眠、そしてバランスの良い食事なども非常に重要なポイントになってくるので、スキンケアに時間をかけてる割に、ツヤ肌とは程遠いなと感じてるならこのような点の見直しも必要やと思います。
肌にいい栄養素であるビタミンB群を多く含む豚肉、ハム、うなぎ、大豆やグリンピースなどの豆類や、皮丘の保水力に大きく影響を与える成分である良質なセラミドを含むコンニャクもおすすめやで。食べ物からの摂取は、大量に食べる必要があって難しいという場合は、サプリメントという選択肢もあります。
やっぱり、ツヤ肌作りをするなら、基礎化粧品などを使った保湿が最も手軽で効果も感じやすい最強の対策といえます。
皮丘を潤すために必要な保湿成分には、よく知られるヒアルロン酸やコラーゲン、プロテオグリカンなどがあります。これらの成分は、皮丘の内側と外側の両面から潤いを効果的に与えるのに適してるんです。
しかし今回、皮丘に高い保水力を与える鉄板成分としてイチオシの成分がセラミド。セラミドは潤い保持の働きの80%を担うといわれるからです。さっき食品のところで紹介したコンニャクセラミドやヒト型セラミドなど、いくつかの種類があるので、こちらの記事を参考にして、より良いセラミド商品選びを心がけましょう。
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