紫外線が強くなりはじめる春は、夏に向けた美肌作り対策を開始する大切な季節といえます。そのためにも薬用美白化粧水などの基礎化粧品を使って先手を打っておきましょう。
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スキンケア用品は薬機法(旧薬事法)で「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」に分類されており、効果・効能の範囲が明確に分かれています。薬用というのは、つまり医薬部外品とイコールなわけですが、まずはこれらの違いについて、簡単に確認してみましょう。
医薬品は病気やケガなどの治療を目的としたクスリということです。厚生労働省の認可が必要で、医師による処方が必要なものとドラッグストアなどでも購入が可能なものもあります。
厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分を一定の濃度で配合しているものを指します。このため、肌荒れや乾燥肌、にきびを防ぐ、日焼けによるシミやソバカスを防ぐなどの効果を訴求できるのが最大の特徴です。
上記以外のスキンケア用品を化粧品に分類することになります。たとえ効果・効能のある成分を含んでいるとしても、配合量が少ない(一定量でない)ので、商品パッケージに効果と効能を表記することができません。
ご覧いただいてお分かりのように、化粧水など基礎化粧品で美白や紫外線対策をするときは、美白や紫外線対策として効果が期待できる成分を一定以上配合しているかどうかがポイントになります。そして、その目印は「薬用」や「医薬部外品」の表記あるかどうかということです。
次に美白にフォーカスしたこの記事では、薬用美白化粧水など、医薬部外品の基礎化粧品に含まれる有効成分として、肌のホワイトニング効果を発揮する代表的な成分を確認してみたいと思います。
肌内部で繰り返す炎症は、肌荒れの悪化や潤いの低下によってキメの乱れの原因となります。その結果、肌のツヤや明るさが低下してしまうリスクを高めてしまうことになります。
そこで抗炎症に優れるものととしてよく知られる成分が、グリチルリチン酸2カリウムやトラネキサム酸。これらの成分は、医薬品にも使われることも多いですが、美白化粧品などにも広く使われるようになりました。化粧水などの基礎化粧品に、これらの成分を配合することで炎症を抑え、整肌や美白にも役に立つとされています。
肌の潤いを保つためには、規則正しいターンオーバーが欠かせません。規則正しいターンオーバーによって肌の保湿とバリアー機能が保たれ、外部からのさまざまな刺激にも強くなります。
もともと我々の肌にあって、肌の保湿やバリアー機能を保つのに重要な役割を担っているのがセラミドという成分ですが、セラミドは、年齢や日常生活の乱れなどで減少が進むことが知られています。間違ったスキンケアや適当な方法でしかケアをしていない場合は、セラミドがどんどん減少してしまうことにもつながります。このように特に、年齢からくるセラミド不足の場合は、適切なスキンケアで補ってあげるとも大切になってきます。
肌の美白を妨げる直接的な要因にシミがありますが、これらは肌内部のメラニン生成によって起こることはご存知と思います。肌内部で作られてしまったシミの元は、肌のターンオーバーによって自然に押し上げられ最終的に垢となって排出されます。しかし、ターンオーバーの乱れはシミの蓄積を招く可能性があるため、規則正しい肌のターンオーバーはここでも重要になってきます。
生成されたメラニンの定着を防ぐには、肌のターンオーバーで追い出す以外に、シミに直接的なアプローチをする方法もあります。ハイドロキノンなどに代表される美白成分です。しかし、別名、肌の漂白剤と呼ばれるハイドロキノンは、強力な美白作用がゆえに副作用のリスクが伴います。そこで、美白化粧水などの基礎化粧品では、厚生労働省から認可を受けているアルブチンという成分が使われることが多いです。ハイドロキノンより穏やかで肌に優しい美白成分として開発されました。
光老化といわれるエイジング作用は、シワやたるみ以外に、くすみの原因となる糖化というものがあります。肌の糖化とは、わかりやすくいうと肌の黄ぐすみということです。肌の糖化が起こる大きな原因は、多くの女性が自覚している敏感肌。敏感肌は炎症の影響を受けやすく、肌糖化の原因となるAGEsという生成物を発生しやすくしてしまいます。
肌の糖化対策という意味では、ここまでに説明した保湿、バリアー機能、基礎正しいターンオーバーをしっかり行うことで、かなり効果の高い対策になるといえると思います。また、薬用美白基礎化粧品には化粧水を含め、エッセンスやクリームに抗糖化作用のある成分を配合したものもあるので合わせて検討してみるのもいいのではないでしょうか。
ここまで説明したように、基礎化粧品による効果的な美白対策のためのポイントを簡単にまとめてみたいと思います。
美白化粧水や基礎化粧品に「薬用」や「医薬部外品」表示があるということは、厚生労働省が認可した美白の効果・効能のある成分が一定量以上配合されているということです。
肌の美白に役立つ代表的な成分は、抗炎症効果と肌のキメを整えるグリチルリチン酸2カリウムやトラネキサム酸。肌の潤いとバリアー機能を保つセラミド。シミに効果を発揮するアルブチンや、その他、光老化に役立つ成分が配合されているかどうかをチェックしましょう。
医薬部外品の基礎化粧品を使った美白ケアについて、ここで紹介したことに気をつけるかどうかで、この先、大きな差が出てくることになるので、これらのポイントをしっかり押さえて、ぜひいまから先手を釣っていくようにしたいものです。
すぐに医薬部外品の基礎化粧品を確認するには、こちらのリンクをクリックして進んでください。
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ここでひとつ例として、ディセンシアのサエルという医薬部外品の基礎化粧品をご紹介しておきます。これまで本サイトでも何度か紹介していますが、2018年2月にリニューアルするそうで、定期会員の私にも、お知らせとトライルセットが届きました。グッドタイミングなので、医薬部外品の基礎化粧品として新しくなったサエルの概要をお伝えしようと思います。
梱包 | 私は定期会員でリニューアルのお知らせを受けたので、トライアルセットを申し込んだ場合と違いがあるかもしれません。 |
外観 | 新サエルトライアルセットの外観です。左から、ホワイトニングエッセンスコンセントレート、ホワイトニングローションコンセントレート、ホワイトニングクリームコンセントレートです。
ちなみに、下の写真は旧サエルトライアルセットの外観と比較すると、上の新サエルのパッケージはよりブルーが協調され高級感がアップした感じですね。
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添付品 | 梱包箱の中は、サエルトライアルセット本体、おまけ(旧サエルと同様)のサエルCCクリームコンセントレート、ガイドブック、サンクスレター、リニューアルに関するお知らせです。トライルセットを申し込むんだ場合は、リニューアルのお知らせ以外がセットになると思います。 |
成分 | サエルの成分表記を確認すると、それぞれのアイテムに医薬部外品の表記があること、そして、成分のところで紹介した美白効果があるアルブチン、グリチルリチン酸2K、セラミドなどが配合されていることも確認できます。
サエル ホワイトニング ローションコンセントレートの成分
サエル ホワイトニング エッセンスコンセントレートの成分
サエル ホワイトニング クリームコンセントレートの成分
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機能の特徴 | サエルの3つの特徴である敏感肌ケア、シミケア、くすみケアにどのようにアプローチするのかがわかります。 |
使い方 | サエルの各アイテムの使い方の共通事項は、ローション、エッセンス、クリームのどれも手のひらで温めてから、優しくハンドプレスで浸透させるというやり方です。
STEP1:サエル ホワイトニング ローションコンセントレート
STEP2:サエル ホワイトニング エッセンスコンセントレート
STEP3:サエル ホワイトニング クリームコンセントレート
STEP4:サエル ホワイトニングCCクリームコンセントレート
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テクスチャーなど | STEP1:サエル ホワイトニング ローションコンセントレート
STEP2:サエル ホワイトニング エッセンスコンセントレート
STEP3:サエル ホワイトニング クリームコンセントレート
STEP4:サエル ホワイトニングCCクリームコンセントレート
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価格 | トライルセット初回限定¥1,480円(税込) |
サエルについて更に詳しい情報を知るには、こちらリンクから公式サイトへ移動して確認してください。
同じカテゴリー「ディセンシア サエルを使ってみた」の一覧
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