お肌の保湿や肌の保護機能に欠かせない成分として注目を浴びているライスパワーNo.11とセラミド。これらを配合成分とした基礎化粧品がありますが、購入するならどっちがいいのか迷うこともすくなくありません。この記事では、それぞれの成分の働きや違いを比較して、これらの2つを選ぶときのヒントとして詳しくお伝えします。
Contents
この記事では、うるおい侍ならどう選ぶかを紹介してみたいと思います。記事後半のライスパワーNo.11とセラミドの説明も合わせて読んでもらえれば、どのようなことに期待する場合にどっちを選ぶべきかがわかると思うんですが、それよりも先に、すぐにライスパワーNo.11やセラミド配合スキンケア商品が気になるなら下のリンクから進んでください。
ライスパワーNo.11やセラミド配合スキンケア商品を確認する。
ライスパワーNo.11とセラミド配合の基礎化粧品を選ぶとき、肌のうるおい対策として即効性を求めるのか、本来の肌力強化に重点を置くのかが1つの選択基準になってくると思います。
これはどういうことかというと、セラミド配合化粧品はセラミドを角層に浸透させるので、セラミド不足からくる乾燥に対して即効性があります。一方、ライスパワーNo.11は、セラミドの生成を助ける働きを持つため、本来の肌力アップに期待ができるということです。したがって、肌の保湿という点でいえば、ライスパワーNo.11よりセラミドの方が即効性に優れているという見方ができそうです。
もちろんライスパワーNo.11も、それ自体が保湿に優れる成分でもあるので、即効性優劣はつけるのは難しいとは思いますが、ライスパワーNo.11とセラミドを選ぶときのポイントして、次のことをもう一度確認してみるのもいいと思います。
なお、セラミド配合化粧品も、うるおいだけを与えて終わりということではありません。セラミドという成分は、種類によって肌のターンオーバーを正常化してバリア機能を保つ働きを持ちます。肌のバリア機能が強化されれば、次第に肌自身がうるおいを維持できる健康的な肌へと回復していきます。このように本来の肌力回復という点では、ライスパワーNo.11とセラミドは、効果に似た部分もあることを知っておくといいでしょう。
ライスパワーNo.11の原料は、名前からも分かるとおり「お米」。お米から抽出されるエキスは、その効果や働きによって30種類以上に分けられようですが、ライスパワーNo.11の働きは、肌の水分保持能の改善が主な効果。しかも、30種類以上ある成分の内、ライスパワーNo.11は、厚生労働省から医薬部外品の効能として、唯一「水分保持能の改善」効果を認可されている成分です。
水分保持能の改善って、ちょっとわかりにくいでしょうか。つまり、肌の水分を保持する力を復活させる力ということです。もう少し踏み込んで説明すると、肌の保水にはセラミドが不可欠な成分ですが、加齢や乾燥肌などの肌トラブルによってセラミドは減少してしまいます。ライスパワーNo.11は、減少してしまったセラミドの生成を助ける働きをするというわけです。もちろん、ライスパワーNo.11は、セラミドを増やすだけが仕事ではなく、それ自体が保湿効果に優れるので、肌にうるおいを与える成分としてもちゃんと機能してくれます。
ライスパワーNo.11の説明のところでも少し触れていますが、セラミドは、肌の角質層の水分保持になくてはならない脂質のひとつ。角質層の細胞どうしをつなぎとめ、水分をサンドイッチのように挟み込んで保持することで角層細胞のすきまを埋める役割をします。隙間なく整然と並んだ角質層によって肌の水分保持と、紫外線や細菌といった外部からの刺激をシャットアウトするバリア機能が正常に機能するようになります。
このように、セラミドは肌にうるおいを直接的に与え、乱れたバリア機能を正常な状態に改善していく成分として効果を発揮するということです。セラミドには、いくつかの種類があって、その種類によって効果や肌との相性が違います。また、基礎化粧品の配合成分としてもコストなどに違いが出てきます。セラミドについて詳しくは、こちらの記事が参考になるので確認してみてください。
ライスパワーNo.11とセミラドの働きを比較して、これらの成分にどのような効果があるのかを確認しました。ライスパワーNo.11もセラミドは、どちらも肌の潤いに優れた効果を持つ成分なので、優劣をつけるのは難しい部分はあります。しかし、ライスパワーNo.11とセラミドの具体的な働きや効果を知ることで、基礎化粧品選びのときに迷うことも少なくなるのではないでしょうか。
ライスパワーNo.11とセラミド選びのポイントは、次の通りですので再度確認をしてみてください。
ただし、これらは肌への親和性や浸透性もきちんと考慮する必要があるので配合の有無だけで決めてしまうというのも注意が必要です。特にセラミドは種類が豊富で、その種類によって効果などにも違いが出てきます。一般的にセラミド配合と表示があっても、安価なものはヒト型セラミドではなかったり、そうであっても配合量が少なかったりすることも少なくないからです。
最後に、ライスパワーNo.11とセミラドを配合した基礎化粧品をお伝えして終わりにしたいと思います。下記のリンクからそれぞれを実際に使ってみたレビュー記事をご覧いただけますので参考にしてみてください。
ライスパワーNo.11配合の保湿化粧品を実際に試した感想は、この記事を確認してください。
ヒト型セラミド配合で肌に優しい保湿化粧品のレビュー記事はこちらです。
同じカテゴリー「ライスパワーとセラミド」の一覧
ディセンシアのアヤナスとコーセーの米肌のお試しセットを実際に購入して比較。実際使ってみてどんな使い心地なのか、価格や成分に違いはあるのかなどを比較しておすすめを検証してみました。 アヤナ […]
あなたの肌に合う基礎化粧品を探し中ですか?乾燥肌、敏感肌に優しいことで人気のアヤナスとライスフォースの基礎化粧品トライアルセットを比較してみたいと思います。購入を検討中なら選定のヒントにしてみてくださ […]
アヤナスのクリームコンセントレートとライスフォースのディープモイスチュアクリームの公式データと、実際に使ってみた、うるおい侍の視点から2つの保湿クリームを比較分析してみました。 アヤナス […]
数ある敏感肌化粧品の美容液から、アヤナスのEVエッセンスとライスフォースのディープモイスチュアエッセンスの違いを比較分析してみました。 基礎化粧品の中でも美容液は、コストがかかる代表格といえるアイテム […]
敏感肌化粧品として人気のアヤナスとライスフォースの化粧水(ローション)の違いを比較してみたいと思います。ローションコンセントレートとディープモイスチュアローションの2つの公式データをまとめてありますの […]
人気記事ランキング
ドラッグストアや楽天などで、お手頃価格で購入できることで人気のキュレル。『高保湿』という視点で実際に使ってみたデータで比較したキュレルよりおすすめの高保湿化粧水ランキングを作成してみました。
乾燥肌でブツブツができたりザラザラしたり、かゆみやムズムズ感、ピリピリ感を伴ったりと何かと悩みの多い乾燥肌。このようにお肌のトラブルって症状や部位もさまざま。この記事では乾燥肌のブツブツの正体、かゆみやムズムズの原因を交えながら症状に合わせたスキンケアをご紹介します。
無印良品のエイジングケア化粧水と乳液で、ほんとにしっとり保湿できてアンチエイジングにも期待できるのでしょか。実際に試してみたくてファミマで入手。コンビニで買えるエイジングケア化粧品を使ってみた感想をお伝えします。
そのドラッグストアで売っている敏感肌用セラミド化粧品、ちゃんとお肌の保湿効果を実感できていますか?ドラッグストアはスキンケア商品を比較的安価に、そして手軽に入手できるのでとても便利。改善の効果をしっかり実感できていれば問題ないですが、商品選びでは気をつけないと失敗することもあるので注意が必要です。
あせも(汗疹)は過剰発汗によって汗腺閉塞を起こして起きる肌トラブル。予防には、あせもの原因となる汗を肌に残さず乾燥を保つというのが常識かもしません。しかし、そもそも乾燥しやすい肌質の場合には注意が必要なことも。あなたは大丈夫?ケアとしてトラブルを防ぐ、あせもの保湿と乾燥についてお伝えします。
顔より皮膚が薄いといわれる陰部は、とても乾燥しやすい部位のひとつ。陰部の乾燥は、肌のカサつきはもとより、かゆみや黒ずみ、気になるニオイなどの原因となることも。個の記事ではデリケートゾーンが乾燥する原因と、デリケートゾーンの正しい保湿の方法についてお伝えします。
時短化粧品おすすめのオールインワン 時間のない忙しい朝などに1つあると超便利な時短化粧品。実際に使って効果を実感したおすすめのオールインワン基礎化粧品をランキング形式で紹介しています。 […]
ドラッグストアや楽天、アマゾンなどのネットショップで購入できるセラミド配合の化粧品として知られるアルージェとキュレル。ドラッグストアで購入できる便利さと、価格もお手頃ということで人気があるようですが、ネットの公式サイトからしか購入できないセラミド配合化粧品と何が違うのでしょうか。
ひと仕事のあと、気の合う仲間と、そしてあなたにとって大切な人とお酒を一杯。日頃のストレス発散、食欲増進やリラックスなど、アルコール摂取には、いろんなメリットがありますが、お酒と肌という観点で捉えたときはどうでしょう?実は、お酒に含まれるアルコールと乾燥肌には密接な関係があるんです。
肌が乾いてカサカサしてかゆい!おまけに粉ふき肌にまで発展してしまった!そんな厄介な乾燥肌、できれば早く改善したいものです。そんな厄介で面倒な粉ふき乾燥肌を効果的にケアするための対策と、長期的な視点で特におすすめの改善対策をご紹介します。
記事ランキング