化粧水を使うことで期待できるアンチエイジング効果って何だと思いますか?ドラッグストア、テレビCMや通販番組を見ていると、モチモチふっくらのハリのある肌を甦らせるとか、気になる小ジワを改善できるといったキャッチを多く見かけます。これって、どこまで本当なのか気にしたことはありますか?
化粧水の主な機能は保湿。つまり肌に水分を与えたり保湿成分を補うことなので、化粧水のアンチエイジング効果は、基本的にうるおいのある肌に整えることが役目になります。保湿対策によって継続的に肌がうるおいで満たされるようになると、新陳代謝が活発になり肌のターンオーバーの正常化や、新しい肌細胞に入れ替わることで、肌にみずみずしさや透明感が甦ることにもつながります。また、化粧水でたっぷり保水することで肌全体がふっくらしてシワ軽減などのアンチエイジング効果にも期待できるといえるでしょう。しかし、これらはあくまで間接的な効果であって直接的なものではなく、例えば、真皮層内にある肌のハリや弾力に重要な役割を持つコラーゲンやエラスチンなどを増やすわけではないということ。何故かというと、肌のハリ・弾力の保持を担うコラーゲンやエラスチンは、真皮層に浸透させるには分子が大き過ぎて浸透させることが難しいからやねん。たとえコラーゲンやエラスチンが化粧水に配合されていても、その役目は保湿サポートがメインやということ。
いろんなキャッチに触れるたびに注意深く見てみてください。必ずどこかに成分が浸透するのは『角質層まで』と記載されているハズです。また、結果的にアンチエイジング効果として現れ始めるには、それなりの期間も必要になってきます。化粧水にアンチエイジング効果があるとされる成分が配合されているからといって肌の若さを根本的に改善する特効薬ではないということを認識しておく必要があるでしょう。この前提を勘違いしてしまって、使ってみたけどアンチエイジング効果がいまいちという感想を持つことも少なくありません。
とはいえ、肌の保湿は健康な肌作りの基本中の基本。化粧水を使った保湿ケアはめっちゃ大事やし、少し長期的に考えればアンチエイジング効果にも期待でるんやから絶対に取り組むべきやと思います。注意点としては、化粧水を使ったアンチエイジング効果に期待するためには、何でもいいから化粧水を使えばいいというわけではなく配合成分をちゃんと意識せなあかんということ。
肌の保湿機能は年齢とともに衰えるっていわれるけど、角層内にある保湿の役割を担う成分が減少することが主な理由。この減ってしまった成分を効率的に補ってあげることで、保湿ケアをしながらアンチエイジング効果にも期待できるねん。その肌にもともと備わっている保湿機能の役割を果たす成分がセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどです。
ヒアルロン酸もコラーゲンも保水に優れる成分やねんけど、この中で肌の保水やハリ・弾力の回復に大きな力を発揮するのがセラミド。セラミド生成サポート成分やセラミドそのものを角層のすみずみにしっかり浸透させることができれば完ぺきです。そのためには単にこれらの成分を配合しているだけではアカンってこと。配合成分を低分子化することで角質層の奥深くに送り届けることができるので、この点を積極的にアピールしていることも化粧水選びの重要なチェックポイントやで。
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