背中も乾燥肌になりやすい箇所ですが、乾燥肌が進行すると表皮がめくれあがり白い粉ふきを起こすことがあります。粉ふきを起こすまでに進行してしまった乾燥肌のかゆみってツライですよね。なぜ乾燥肌が粉ふきを引き起こすのか、その原因と対策についてお伝えします。
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特に空気が乾燥するシーズンになると乾燥肌が増えるんですけど、ひとくちに乾燥肌といっても肌のカサカサ、ブツブツ、かゆみ、白い粉ふきなど症状はいろいろ。発症する箇所もスネ、腕、顔、背中など身体のいたるとこで起こる可能性があります。
こういった症状の中で、うるおい侍がこれまでに悩まされてきたのが「白い粉ふき」とこれに伴う「かゆみ」。乾燥肌を悪化させてしまうのはメカニズムがあって、衣類が擦れなどの刺激がかゆみを誘発 → かゆいので掻く → 肌が傷ついて炎症を起こす → さらにかゆみが増す・・・・っていう悪循環のパターン。これにハマッてしまうとケアも大変になるし時間もかかってしまうのでどこかでこの悪循環を断ち切る必要があるわけです。
肌は一番外側の皮脂膜(表皮)が内側の角質層を覆ってるんですけど、正常な肌では角質層の細胞どうしのすきまはセラミドなどの細胞間脂質で埋め尽くされてるんです。ところが肌の乾燥が進行すると、皮脂膜や細胞間脂質がどんどん減少して次第に細胞間にすきまが生じます。この時、細胞間の繋がりが非常にもろくなり、はがれやすい状態になってしまうことが粉ふきの原因になってしまうんです。
この状態では肌のバリア機能も低下するので、肌にとって良くない細菌や異物が侵入しやすい状態。おまけに乾燥肌がそのまま進行し続けると神経線維が過敏になって、ちょっとした刺激でもかゆみを感じたり、それがさらに強いかゆみを誘発し、我慢できずに掻きまくって悪化させてしまうことになるんです。
肌のバリア機能が低下によるカサカサ肌、かゆみ、粉ふきを早く改善したいならワセリン、セラミド、尿素などの保湿剤の出番やで。このような保湿剤の乾燥肌ケアは、どれも毎日の継続ケアが非常に大事。うるおい侍の経験上、肌に合わないとか悪化するような症状が出る場合を覗いて、1回塗って効果が無いからと止めてしまわずに最低でも2~3週間は続けてみた方がいいと思っています。本当なら、できれば3ヶ月は継続したいところです。
また、乾燥肌が進行して肌に強いかゆみや炎症が出たりしてる場合は、即効性のあるステロイド系外用薬を使って、まず炎症を鎮めることが先決になってくる場合もあるで。ただし、ステロイド系の外用薬は副作用の関係もあるので医師に相談するのが確実で安心やね。
背中の乾燥による粉ふき、カサカサ、ザラザラ、ブツブツなどの背中の悩みについてのおすすめケア商品をお探しなら、こちらの記事を参考にしてみてください。
潤い対策は身体の内側から、つまり肌にいい成分をサプリや食物から摂取して改善を図ることは、乾燥肌対策としてとても有効な手段の1つ。細胞間皮質の形成をサポートするセラミド、保湿効果高いヒアルロン酸や乳酸菌にも高い効果が期待できます。また、肌の健康を助けるビタミンなどを積極的に摂るようにしたいとこやね。
肌にイイって言われてる代表的な栄養素は、ビタミンA(β-カロチン)、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEなどを含むサプリや食物を普段の生活の中で上手く取り入れていけば乾燥肌の予防にもつながります。ただし、ビタミンAの摂り過ぎは頭痛やめまいなどの原因になる場合もあるので摂取のしずぎには注意しましょう。
ヒアルロン酸や乳酸菌も高い保湿力を発揮することで知られる成分。乳酸菌を体内から与えて腸内環境を整えることで、からだ全体の潤い大きな効果が期待ができるという話は聞いたことはあると思います。うるおい侍も普段から保湿に優れる基礎化粧品と一緒に使っていますが、確かに肌につけるのとは違う潤い方と乾燥負けしにくくなったのが実感できます。こちらの商品も使ってみてとてもいいと感じたので、最後に紹介しておきたいと思います。
肌につけるのとは違う潤い方を実感できて乾燥負けしにくくなった乳酸菌サプリ
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