洗顔はしっかり泡立てて、優しく洗いましょうとよくいわれます。でも、キメ細かくモフモフの泡を上手に作れず洗顔がいまいちだったり、そもそもなぜ、そんなに細かく泡立てる必要があるのか疑問に思っている人も少なくないようです。この記事では、そんな洗顔時の泡の作り方と泡立ての必要性などについてお伝えします。
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効果的な洗顔をするには洗顔に適した泡を上手に泡立てることが必要ですが、やってみると意外と面倒だったり、上手く泡立たなかったりと失敗することもあるのではないでしょうか。ここでは、洗顔前に行う3つの泡立て方を比較し、キメが細かくモフモフの泡を作るために理想的な方法を確認していきましょう。
いずれの方法もそうですが、泡立てる時はゴシゴシと上下左右に一方向にこするのではなく、両手でクルクルと円を描くようにこすり合わせるのがコツです。また、加える水の量を極力少な目にして、泡立ち方をみながら追加するようにしましょう。
石鹸や洗顔料を手に取って「手で泡立てる」というのがいちばん一般的です。実際に、この方法で泡立てるという方が最も多いのではないでしょうか。手で泡立てるメリットは手軽さですが、効果的に洗顔するための十分な泡立ちを作るのが難しいといえます。
加える水が多いとサラサラすぎて手からボタボタ落ちるだけたり、泡は立つけどシャボン玉のように泡が大きすぎたりといったことが起こりやすいものです。このように、「手で泡立てる」というのは、キメ細かく弾力のある泡を作るに不向きな部分がありそうです。
洗顔ブラシというのは、泡立てながら洗顔ができるブラシのことですが、形状や大きさはさまざまです。木やプラスチックなどの握り部分と非常に柔らかい無数の毛がセットされています。また、電動式の洗顔ブラシもあります。この毛を使って泡立てて洗顔をするわけです。
手で泡立てるより、はるかに手早くキメ細かい泡を作れますが、使った後のお手入れがちょっと面倒になりがち。このため、衛生面で問題を生じる場合もありそうです。また、固形石鹸の場合は、泡立てづらいというのも欠点といえます。洗顔時顔に直接手で触れないため、力加減が難しいといったこともあるかもしれません。
そして、洗顔時の泡立て専用ネットを使う方法です。泡立てネットとは、こんなものです。泡立てネット自体とメッシュの大きさはさまざまですが、機能面で大きな違いはありません。素材はポリエチレン製が多いです。
泡立てネットの優れていいるところは、キメの細かい弾力のある泡を手早く簡単に作れるところ。洗顔料を泡立てるときに使うことが多いですが、固形石鹸の泡立てにも使えて便利です。ただし、固形石鹸の場合は、力を入れ過ぎると網目で削り取る形になるため、石鹸のムダ使いにならないように気をしましょう。少量の水を加えながら好みの方さに練り上げることもできるのもメリットといえます。
衛生面でも、洗顔ブラシと比較してメンテしやすく衛生的です。ただ、柔らかくそれほど耐久性は高くないので、使い方が荒いとすぐに破れてしまうという欠点があります。
洗顔前の泡立て方法については、選択肢としてはだいたいこの3つに絞られます。最終的には自分にいちばん合った方法を選ぶべきですが、洗顔前の泡立て方としてまとめるとこうなります。
洗顔前の泡立て方法の比較
手 | 洗顔ブラシ | 泡立てネット | |
手軽さ | ◎ | △ | 〇 |
泡立ち | △ | 〇 | ◎ |
衛生面 | ◎ | △ | ◎ |
固形石鹸 | △ | △ | ◎ |
洗顔料 | 〇 | ◎ | ◎ |
耐久性 | - | 〇 | △ |
さっきの洗顔前の泡立て方法の説明を読んで、これをやってみようとか、いまとはちょっと変えてみようかなと思ったものもあるのではないでしょか。ところで、そもそもなぜ、そんなに泡立ちを気にするのかというと、洗顔は肌に優しくが鉄則だからです。例えばこんな風に思ったことはありませんか?
泡で洗顔することで、しっかり汚れを落とすことができます。ただし、弾力のある泡立ちのいい泡で洗うことが重要です。本当に泡洗顔で汚れが落ちるのかと疑問を持つ理由は、おそらく「洗う」のイメージが「こすらなければいけない」に直結しているからだと思います。つまり、汚れをこそぎ落とすイメージが強いからではないでしょうか。
そうではなく、泡で汚れを落とすというのは、泡に汚れを吸着させて、そのまま汚れといっしょに洗い流すということです。余計な力を入れなくても、肌の上で泡を転がすようにするだけで勝手に汚れが泡に吸い寄せられていきます。そのためには、弾力のある泡立ちのいい良質な泡を使うことが条件になるわけです。
泡立ちがいいと顔に乗せたときにとてもいい感触を得られますが、これは単に気持ちいがいいというだけではありません。感触がいいとは肌に優しいということですから、肌に優しい洗顔ができるということになります。弾力があってモフモフと泡立ちのいい泡が、肌と手の間の緩衝材の役目を果たすというわけです。そのおかげで多少力が入ったとしても、力が泡で分散されて肌への刺激を低減できます。泡による力の分散によって、肌への不要な刺激や力が加わるとことで起きる肌のゴワつき回避にも役立つといえます。
洗顔でより綺麗に汚れを落そうと思うと、ついついゴシゴシとしたなります。確かに汚れを落とすという観点でみると、しっかりこすった方が汚れは落ちるかもしれません。しかし、さっきもお伝えしたように余計な力を加えることは、肌にとっていいとはいえません。顔の肌はデリケートなので、手のひらによる直接的な刺激は、予想以上に肌に負担をかけてしまう可能性があります。
洗顔は肌に優しくが鉄則です。その点で考えると、肌のザラつきやゴワつき回避の対策としても、弾力のある質のいい泡を使った洗顔は非常にいい選択肢であり、泡洗顔は逆に力を入れる必要さえないということになります。
ここでいう泡立ちやすさとは、キメが細かく弾力があってモフモフと肌触りのいい泡の作りやすさのことを指します。この泡立ちの良さによって、洗顔の質は違ってくるといっても過言ではないと思います。洗顔時の泡立ちの良し悪しが、肌への負担と余分な皮脂や古くなった角質などの汚れの落ち方に直結するからです。
ここまでお伝えしたように、洗顔前の泡立ての方法については工夫ができます。ところで、この工夫によって泡立ちは、どんな洗顔料を使っても同じと仮定した場合、効果的な洗顔を左右する決め手は、洗顔料そのものの肌刺激の程度や洗浄力ということになってくるといえます。ここでは、そういった観点でみてみましょう。
ドラッグストアやコンビニなどで手軽に手に入る洗顔料は、多くの場合コスパメリット最優先で選ぶことが多いのではないでしょうか。最近の市販の洗顔料は泡立ちの良く、肌を優しく洗い上げるものも多いと思います。ただ、洗浄力が強過ぎたり肌に負担をかける可能性もあるので、購入前にきちんと目的や用途を確認しておくと安心です。
間違っても、身体を洗うボディーソープや固形石鹸、ましてやシャンプーで洗顔してしまうようなことがないようにしましょう。カラダや頭皮を洗うためのものは、洗浄力が強過ぎるため、いくら泡立ちが良くても洗顔用には向かないので注意しましょう。
洗顔に特化した固形石鹸は、通販やドラッグストアで手に入ります。通販の場合は、化粧水や乳液といった基礎化粧品のラインに組み込まれていることが多いのではないでしょうか。洗顔に特化しているわけですから、当然、お肌には優しいです。
泡立ちの良さと汚れの吸着性などでいえば、個人的には洗顔料の方が上に思いますが、より肌に優しいということで洗顔用途の固形石鹸を好んで使う人も少なくありません。ようは、自分に合ったものをバランスよく使うことが重要なのだと思います。
洗顔料の原料には様々なものがありますが、余分な角質や皮脂汚れを効果的に落すのに優れるのが、クチャと呼ばれたりもする泥や活性炭。超微粒の粒が毛穴に詰まった老廃物も吸着して落してくれます。この種類の洗顔料は、泡立ちが非常によくストレスなく洗顔ができて、汚れを効率よく落としてスッキリしながらもっちりとした洗い上がりのものが多いです。
最近では、同時に肌に潤いを与えながら洗い上げるような成分配合をした洗顔料もあるので、ぜひ機能性と快適性を兼ねたものを上手に使っていきたいですね。
どろあわわは白ですが、黒い「くろあわわ」というのもあります。「どろあわわ」と「くろあわわ」の比較記事もありますので、2つの違いが気になるならこちらのリンクバナーからすすんでください。
泥泡洗顔料のどろあわわを公式ページで確認するには、下のリンクバナーから進むことができます。
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