アルコールとビタミンB群と肌

飲み会などでアルコールを多く飲んだ翌日、顔のむくみや肌荒れ、ニキビや乾燥などの肌トラブルを経験したことがあるのではないでしょうか。アルコールを飲むと身体に必要な栄養素やビタミンを消費するといわれますが、とりわけ肌の健康にも大きく関係するビタミンCやビタミンBは、アルコールとは切っても切れない関係にあります。アルコールとビタミン、そして肌にも優しいお酒との付き合い方についてお伝えします。

アルコールでビタミンBやミネラルが不足する？

百薬の長なんて呼ばれたりもするアルコールやけど、これはあくまで適量であればのはなし。過ぎたアルコール摂取は、やはり身体にとってもあまりいいとはいわれへんよね。とはいえ人間、自分にはついつい甘くなるもんです。せめて、アルコールを飲んでも、それをカバーできるような工夫を心がけたいです。ご存知のように、身体に摂り入れられたアルコールは、肝臓に運ばれて分解されるねんけど、アルコールの分解にはさまざまな栄養素が必要になってきます。アルコールが好きで日常的に飲酒する人は、特に注意が必要といえるでしょう。

肌の新陳代謝に必要な亜鉛

アルコールを摂ると消費されるミネラルの代表が亜鉛。亜鉛は、ホルモンバランスや肌の新陳代謝を助けるミネラルで、不足すると新しい細胞を作る働きや傷ついた細胞を修復する働きが鈍るので、肌のターンオーバーが乱れて肌荒れとか吹き出物などの治りを遅くする要因になるで。

アルコールの分解と肌の保湿に関係の深いビタミンB群

アルコールの分解に不可欠なのがビタミンB群。ビタミン1、ビタミン2、ビタミン3、ビタミン6、ビタミン12など全部で8種類からなるビタミンB群は、肝臓の働きや肌の健康、さらには脳の健康などにも深い関係があるといわれてるで。アルコールの摂り過ぎによって、肝臓はフル稼働し、このときビタミンBはどんどん消費されることになります。

他にビタミンB関連の情報として、肌のハリや弾力に欠かせない成分、コラーゲンは知ってると思うねんけど、身体にコラーゲンを効率的に摂り入れるためにもビタミンBは大きく関わってくるので、こちらの記事もぜひ確認してみてや。

コラーゲンとビタミンBの関係

アルコールのお供にしたいおつまみ

ビタミンB群や亜鉛などの栄養素を多く含むおつまみを、上手に取り入れて、楽しく健康的で肌にも優しいお酒にしてや。

貝類は亜鉛の宝庫

貝類には亜鉛が多く含まれるので、居酒屋でおつまみの定番のアサリバターなんかはぴったりやと思います。あと、季節が限定されてくるけど、牡蠣は特に亜鉛を多く含む食材やで。

肉を喰うなら豚とか鶏

ビタミンB1、ビタミンB2の宝庫、豚肉を使った料理はレパートリーも多いので、おつまみとしてはかなり選びやすいと思います。豚キムチや生姜焼き、ベーコンや生ハム、豚肉を材料にした『やきとん』なんかもエエね。また、豚レバーは、皮膚の炎症を抑えたり血行促進を助けるナイアシン（ビタミンB3）を多く含むのでかなりおすすめ。ヘルシーで高タンパクな鶏のささみなんかの串ものも美肌サポートにいいんとちゃうかな。

魚を喰うならカツオやウナギ

カツオにもナイアシン（ビタミンB3）が多く含まれてるので、カツオのたたきなどを見つけたら、ぜひ一品としてチョイスしてみたらどうやろ。あと、おつまみには、ちょっとお高いイメージがあるけど、抗酸化に優れるビタミンEや他のビタミン、亜鉛も豊富に含まれるウナギは、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取できる優れた食材やで。

おつまみとちゃうけど・・・

アルコールを飲むなら、ビタミンB群や亜鉛などを積極的に摂ることも大事。加えて、飲酒時に不足しがちな水分を、上手に摂ることもむっちゃ大事やで。その辺のことが分かる記事もあるので参考にしてみてください。

アルコールで乾燥肌が悪化するワケ